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葛飾医療センターの紹介

  • スタッフ・施設紹介

 この記述を読まれる皆さんは、これから脳神経内科学を学ぼうと考えている医学科6年生や研修医、そしてレジデントが大半かと思います。したがってここでは葛飾医療センター脳神経内科における診療を含めた特色について紹介したいと思います。
 葛飾医療センターは京成青砥駅と常磐線亀有駅に挟まれた中側のほとりにあり下町風情の残る環境に囲まれています。患者さんの多くは葛飾区在住ですが、江戸川区や足立区、そして隣接する市川市や松戸市、三郷市や八潮市からの紹介も少なくありません。この地域には約200万人が生活しています。こうした中で当科には葛飾区医師会をはじめとする多数の医療機関からの紹介率が常に90%を超えており、中でもパーキンソン病や認知症関連疾患などの神経変性疾患に対する医療ニーズが多いのが現状です。スタッフは2020年4月現在,専門医4人体制で木曜日のカンファレンスと回診を軸に得意とする分野を分かち合いながらとてもよい雰囲気で診療や研究に取り組んでいます。

 さて、もう少し踏み込んで実情についてご紹介します。当診療科は学祖高木兼寬がイギリス医学を源流とする「病気を診ずして病人を診よ」という理念を最も反映しているのかもしれません。患者の主訴を充分に聞き取りその意味を医学的に正確に解釈する、そして症状の経過を何度となく検証する、という一見易しそうで実は真のスキルが要求される重要なプロセスを基本とします。初学者にはまずこれを徹底します。その上で学生が学ぶ通り一辺倒の神経所見をとるのではなく、病状を勘案した神経学的診察を行い、病態を考え、検査所見や画像と照合して、診断とその先にある治療方針の構築に結び付けていく流れを徹底します。学術活動も盛んで国内外への学会参加は勿論のこと、研究会や患者会への関わりも積極的に行っています。

 スタッフ一同、お待ちしております!

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東京慈恵会医科大学 内科学講座 脳神経内科

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