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7月の論文紹介まとめ

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医局SNSでは適宜論文紹介を行っております。紹介する論文は、新しい論文で医局員がオモシロイと思ったものです。

7月に紹介された論文を、コメント共に紹介します。
ご興味ある方はぜひご一読ください。

ハイリスクPFOに対して内科治療を選択した場合に、どんな背景を持っていると「脳梗塞再発率が高い」のか?を明らかにした研究です。シャントの大きさよりもASAの合併が重要です。適切な抗血栓薬は「抗凝固療法」のようですが、なぜか考察では一言も触れてないなぞ…。

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抗凝固薬内服中に脳梗塞を発症した場合、再発率が高いという結果が報告されました。アドヒアランス遵守は徹底するとして、次の一手は抗凝固薬の変更?Dose up?Add on?さらなる研究が待ち望まれます。

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AJNRより、狭窄度が高くない頸動脈プラークと脳梗塞/TIAについての論文です。再発のリスクは高く、そのプラークがハイリスクかどうか評価する必要ありという内容。小松先生の論文が引用されてます!

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振戦の責任病巣や病態は混沌としているが、re-emergent tremorはPDに特徴的であることを病棟で若手と話しました。早速、その起源が運動野であることを示す論文(Mov Disord 2020;35:1002-11)を最新のMov Disordに発見。学びを得ました。

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65歳以上の潜因性脳梗塞例でPFOがあると、再発率が高くなる。再発時にPFOが関連した脳梗塞であるかは別として…。加齢とともに動脈硬化のリスク因子の影響は加算されます。PFOを閉じれば良いという議論ではないことに注意が必要ですね。

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NEJMより脳梗塞に対するチカグレロールのDAPTについて。1万例以上の登録は研究者の意地を感じます。結果は出血が多かったとのことで、さらなる検討が必要ですね。

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東京慈恵会医科大学 内科学講座 脳神経内科

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