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5月の論文紹介まとめ

  • 研 究

医局SNSでは適宜論文紹介を行っております。紹介する論文は、新しい論文で医局員がオモシロイと思ったものです。
5月に紹介された論文を、コメント共に紹介します。
ご興味ある方はぜひご一読ください。

血清neurofilament light chain (sNfL)はMSの疾患活動性バイオマーカーとして期待されていますが、年齢やBMI等の影響を受けるため基準値の設定が難しく、標準化が必要という議論があります。RESTORE試験の事後解析では Gd+病変があっても多くの患者でsNfLの増加が見られず,感度に課題を残しています。

※詳細は以下のリンク先をクリックしてご覧ください。

https://www.neurology.org/doi/10.1212/WNL.0000000000209357

シヌクレイノパチーの確定診断には、異常なα-シヌクレイン沈着を示す必要があります。なんとか簡易に検出したい!
そこで、本研究はSeed Amplification Assayを用いて口腔粘膜からα-シヌクレインを検出。
結果、PD患者と健常者では、感度67.3%、特異度90.3%で区別可能。感度がもう一声ほしいところ!
さらに興味深いこととして、PDおよびMSAの口腔粘膜から増幅されたα-シヌクレイン凝集体は、異なる生化学的および生物物理学的特性を示した。

※詳細は以下のリンク先をクリックしてご覧ください。

https://movementdisorders.onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1002/mds.29828?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTAAAR3-nas5PDYbdWlxB6J4w61CVdNA_xj4ULW288ZNZBnDz4i-n1Nw3aAt6NM_aem_AbbnOW6hIUK2z9cA9oqvf0RUz3fzUkqkTDTsfi4ehxnUKGZENgr6vT-8DoaWyyTy4fHyxq61irMmBG5Qec0guj1m

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東京慈恵会医科大学 内科学講座 脳神経内科

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