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8月の論文紹介まとめ

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医局SNSでは適宜論文紹介を行っております。紹介する論文は、新しい論文で医局員がオモシロイと思ったものです。
8月に紹介された論文を、コメント共に紹介します。
ご興味ある方はぜひご一読ください。

テネクテプラーゼというアルテプラーゼの新しいバージョンの薬の治験になります。アルテプラーゼは持続静注が必要ですが、テネクテプラーゼは単回の静注(ワンショット)で済むのが利点です。アルテプラーゼと比べて、転帰改善率や出血合併率はまだ検証が必要ですが、MRI中のアルテプラーゼ投与は特別なシリンジポンプが必要などやはり持続投与は煩雑であり、テネクテプラーゼが保険適用になる日が待たれます。

※詳細は以下のリンク先をクリックしてご覧ください。

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2402980

MSの障害蓄積様式であるRAWとPIRAは広く膾炙されるようになりましたが、PIRAは身体障害の概念に留まっていました。Scalfari先生らは、PIRAだけでなく認知機能やPROMsを含めたsmouldering-associated-worsening (SAW)という新たな概念を提唱しました。MS診療ではSAWの抑制が重要です。Ann Neurol 2024

※詳細は以下のリンク先をクリックしてご覧ください。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39051525/

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東京慈恵会医科大学 内科学講座 脳神経内科

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