パーキンソン病の確定診断のためには脳内の異常αシヌクレイン沈着を見つける必要がありますが、生前の脳生検は困難です。そのため、生前にαシヌクレインを検出できる他の方法が模索されています。 異常αシヌクレイン沈着を起こす病気であるパーキンソン病と多系統萎縮症と特発性レム睡眠期行動異常症の患者を対象に、口腔粘膜内のαシヌクレイン沈着で診断ができるか研究が行われました。パーキンソン病と健常人における口腔粘膜内異常αシヌクレインの診断能は感度67%、得意度90%でした。 今後もより侵襲性が低く診断能の高い検査方法が望まれます。Zheng, Y., Yu, Z., Cai, H., Kou, W., Yang, C., Li, S., Zhang, N. and Feng, T. (2024), Detection of α-Synuclein in Oral Mucosa by Seed Amplification Assay in Synucleinopathies and Isolated REM Sleep Behavior Disorder. Mov Disord, 39: 1300-1309. https://doi.org/10.1002/mds.29828
発症90日以内の症候性頭蓋内動脈狭窄(70%以上)は、内科治療に加えてバルーン拡張術を検討した方が良いかもしれない? Sun X, Deng Y, Zhang Y, et al. Balloon Angioplasty vs Medical Management for Intracranial Artery Stenosis: The BASIS Randomized Clinical Trial. JAMA. 2024;332(13):1059–1069.