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病棟紹介

 2017年度の入院患者数は、585名でした。入院患者の内訳は、脳血管障害、変性疾患、感染・炎症性疾患、脱髄性疾患、脊椎・脊髄疾患、末梢神経疾患、筋疾患、てんかんなど多岐にわたります。入院例に対し経頭蓋超音波検査、頸動脈超音波検査を速やかに実施、特に超急性期脳梗塞に対して院内システムを整備し、来院後直ちに頭部MRI・MRAを実施できる診療体制を構築しています。経頭蓋および頸動脈といった神経超音波検査は年間600例行っています。

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 超急性期脳梗塞に対し、脳血管内治療部と協力し再潅流療法(rt-PA静注療法および血管内治療)を実施しています(2017年3月-2018年3月:再潅流療法 計56件実施)。脳卒中ケアユニット(SCU )の運用と同時に地域統括脳卒中センターが開設となり、多職種による集学的診療を実践しています。

 パーキンソン病関連疾患患者では、頭部MRIのほか、ドパミントランスポーターイメージング(DaT SPECT)、脳血流シンチグラム、MIBG心筋シンチグラム、嗅覚検査、自律神経機能評価等を行っています。

 多発性硬化症(MS)・視神経脊髄炎(NMO)は早期診断・早期治療が重要であり、当科では神経学的診察と集約的な画像検査、髄液検査を早期に行い、早期治療につなげています。治療方針は、ステロイド抵抗性の場合には、ガンマグロブリン療法および血液浄化療法を積極的に行っています。
 筋萎縮性側索硬化症(ALS)に代表される運動ニューロン病に対して、神経学的診察、MRI・CT検査、神経伝導検査、針筋電図検査,神経超音波検査を実施し、正確な診断を行っています。運動ニューロン病の進行予防療法、社会的資源の利用により、患者のQOL維持を心がけています。

 当科では重症筋無力症の治療を数多く経験しています。各症例に応じて適切なステロイド療法、免疫抑制剤を選択している。重症例には血液浄化療法や大量免疫グロブリン療法を施行しています。
 末梢神経疾患は原因が多岐にわたります。我々は神経学的診察、電気生理学検査を用い、適切な鑑別診断を行なっています。必要に応じて、経験豊富な専門医が神経・筋生検を行います。ギランバレー症候群の経験数は多く、発症早期からガンマグロブリン療法を行い、良好な治療成績を得ています。
 成人発症のてんかん患者に対し、画像検査、脳波検査を実施し、てんかん病型診断に合致する薬物治療を行っている。難治例については、当院集中治療部や脳神経外科と協力し、てんかん焦点部切除術を行っています。

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東京慈恵会医科大学
内科学講座 神経内科