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教授ご挨拶

ごあいさつ

 東京慈恵会医科大学 内科学講座 神経内科(慈恵医大神経内科)ホームページをご覧くださった皆様、2017年度は小職が着任し5年を迎え、所謂節目の年となりました。慈恵医大神経内科 此の5年間を振り返り、今後の展望を示します。

臨床

 私達は「よく診ること」をモットーに外来・病棟診療を進めてきました。経験した症例は、総回診、症例検討会、他施設を交えた勉強会、さらに日本神経学会関東地方会でより丁寧により深く考察を重ねます。その成果は、1)私達自身の明日の臨床に活かし、2)10編を超える症例報告論文として公表を重ね、3)さらに、鈴木准教授、谷口講師、仙石講師、スタッフ有志の尽力により当講座の臨床経験に基づく実地テキストを出版しました。多くの研鑽を重ねた若手は、内科認定医、総合内科専門医、神経専門医の取得を目標とし、中堅はそれぞれ自身のキャリアを勘案したsub-specialtyの確立を心がけています。認知症専門医、頭痛専門医取得等common diseaseに対する積極的な取り組みが進んでいます。さらに脳血管内治療専門医資格の取得(作田助教)からは、私達が実践している神経内科診療の守備範囲が広がっていることを日々実感しています。2015年5月附属病院(西新橋)に開設した脳卒中センターは、4附属病院が目指す「緩やかなセンター化構想」の成功例として注目を集めています。2017年4月より大本講師は東京都国民健康保険団体連合会保険審査および東京都福祉保健局 保険医療機関指導を担当します。当講座からさらなる社会貢献を進めます。次のステップ、統括認知症センターおよびてんかんセンターの設立を目指し全スタッフの力を集結しましょう。

研究

 脳血管障害、変性疾患、神経免疫疾患に関する臨床研究体制の構築は着実に進んでいます。2012-2016年度における大学院進学者は3名、学位取得者は4名を重ねました。2017年春には新たに3名が大学院へ進学し、講座から研究指導者を輩出する体制を整えています。研究費は、AMED 基盤研(C)(三村准教授)、萌芽的共同研究推進費(小松助教)、さらに学振特別研究員(坊野助教)など獲得実績を伸ばしています。研究成果は、publish or perishの気持ちを忘れず原著論文投稿を心がけています。2017年度の業績は論文10編を超え、各自の学びと成長を示すことができました。次期5カ年計画の目玉は、新大学2号館に設置を予定している神経内科ラボの立ち上げです。基礎研究領域に大きな幹が育ち、その成果が結実することを期待します。

教育

 卒前教育の充実は、私達の最重要課題の1つです。医局長、外来医長、病棟医長に加えて新たに教育長を設けました。2015−2017年度 当科の教育体制は、医学生・医学部から共に高い評価を得ました。研究マインドが旺盛な医学生は着実に増加しています。大学院生は自身の研究と夢を医学生へ襷リレーする気持ちが大切です。新教育カリキュラムが始動し4年生後期から臨床実習は開始、実臨床を担う病棟医の卒前教育へ果たす役割は更に大きく重くなります。「慈恵発、良医育成」は日本のライフライン確立に直結すると信じ、全スタッフで協力しながら教育に関わりましょう。

 慈恵医大神経内科は、引き続き「自己実現、互助、そして社会貢献」を目指し前進します。私たちは仲間を尊重する集団であり続けます。毎年入局者を途絶えることなく積み重ね、「医局員倍増計画」達成への5合目が見えてきました。遠く高い頂きも、仲間とともに歩み続けることにより必ず近づきます。皆様のご指導、ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。

東京慈恵会医科大学 内科学講座 神経内科
講座担当教授

井口 保之

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内科学講座 神経内科