7月の論文紹介まとめ
医局SNSでは適宜論文紹介を行っております。紹介する論文は、新しい論文で医局員がオモシロイと思ったものです。
7月に紹介された論文を、コメント共に紹介します。
ご興味ある方はぜひご一読ください。
Parkinson病に対する深部脳刺激療法の術後の刺激調整は専門施設に通院せずとも訪問看護師がiPADのモバイルアプリを用いることで同等に行えることが示されました。移動困難な状況では画期的です。
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時短との闘いには、病院脳卒中救護が重要です。主幹動脈閉塞スコアは間違いなく有用…ですが、脳卒中センターが比較的隣接している区中央部でのニーズについては評価が必要と考えました。
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アルツハイマー病のアミロイド病理を標的とした治療が注目されていますが、後の認知機能障害の進行の予測はアミロイドPETや頭部MRIよりもタウPETが有用であることが報告され、治療戦略上も注目されます。
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ASDを閉鎖後の片頭痛は、術後の抗血栓薬の用法に関わらず軽快するようです。PFOではありませんが…
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PD MED studyの続報。ドパ群はドパ回避群よりQOLが良好、MAO-Bi群はアゴニスト群とQOLは同等でした。しかし両比較とも後者は薬剤費が高く、他の医療介護費は同等でした。一考慮事項ですね。
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7日間心電計でAFを検出できても、治療方針に反映されていない。転帰も改善しない…。Stroke 2020で発表したReveal LINQ グローバルレジストリ研究の結果と一致します。医療へのアクセス、保険制度など総合的な施策が重要と考えます。」
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α‐シヌクレインは神経細胞死が起きる前から黒質のドパミンニューロンのシナプスを障害し、ドパミン欠乏を招いています。今後、病態タンパク質と障害される神経伝達物質との関係について研究がすすむとよいですね。
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消化管出血の既往があるアジア人に対するDOACは、ワルファリンよりも有効で安全、かもしれません。
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