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8月の論文紹介まとめ

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医局SNSでは適宜論文紹介を行っております。紹介する論文は、新しい論文で医局員がオモシロイと思ったものです。

8月に紹介された論文を、コメント共に紹介します。
ご興味ある方はぜひご一読ください。

脳梗塞発症後に見つかったAF(AFDAS)には善玉AFと悪玉AFがある、はずですね。脳虚血そのものがAFの悪玉化を加速している、かもしれません。

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脳梗塞の転帰は年々改善しています。脳内出血の転帰の改善は乏しく、ブレイクスルーとなる超急性期治療の開発を期待したいです。脳卒中データバンク@国立循環器病研究センター。」

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線条体の部位別のドパミン欠乏とジスキネジア、ウエアリングオフ、認知機能出現との関連が報告されています。ドパミン欠乏の局在と運動・非運動症状との関連が示されており興味深いですね。

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「心房細動によって、脳症血管病の進展が加速!Microembolismでは説明がつかない…脳と心臓の連関は奥が深いですね。

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495名のDLBの病理学的検討において、Lewy body病理のみのpure DLBではGBA遺伝子が、AD病理を合併するDLBではAPOE e4が関連することが示されています。

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IV rt-PAを実施した患者(163,038人)のうち、発症7日以内にDOACを内服していたのは、1.3%(意外と少ない?)。この2,160人中、48時間以内にDOAC内服はなんと25人のみ。症候性脳内出血の発症は2人(8%)。0〜24時間以内に内服した8人の中にはいませんでした。DOACの薬理特性を考えてIV rt-PAを実施する限りには、出血のリスクは低いかもしれません。後向き研究ですから施設によっては「24時間以内にDOAC内服していたらIV rt-PAはskipしてMT」というプロトコルがあるのかもしれません。

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東京慈恵会医科大学 内科学講座 脳神経内科

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