IV rt-PAを実施した患者(163,038人)のうち、発症7日以内にDOACを内服していたのは、1.3%(意外と少ない?)。この2,160人中、48時間以内にDOAC内服はなんと25人のみ。症候性脳内出血の発症は2人(8%)。0〜24時間以内に内服した8人の中にはいませんでした。DOACの薬理特性を考えてIV rt-PAを実施する限りには、出血のリスクは低いかもしれません。後向き研究ですから施設によっては「24時間以内にDOAC内服していたらIV rt-PAはskipしてMT」というプロトコルがあるのかもしれません。