9月の論文紹介まとめ
医局SNSでは適宜論文紹介を行っております。紹介する論文は、新しい論文で医局員がオモシロイと思ったものです。
9月に紹介された論文を、コメント共に紹介します。
ご興味ある方はぜひご一読ください。
TIA発症後の脳梗塞発症率は、明らかに高いです。TIAと評価直後に上昇していますね。TIAへの啓発が活発になった21世紀!TIA後に適切な対応ができるようになったためか、TIA後の脳梗塞発症率は低下しているようです(本文参照ください)。私達も、直近のTIAは不安定狭心症と同等と考え緊急入院を原則としています。
※詳細は以下の画像をクリックしてご覧ください。
探知犬に、においを嗅がせて、未治療パーキンソン病患者を診断させると、感度89%、特異度86%でパーキンソン病の診断が可能と報告されています。探知犬がいればバイオマーカー評価も不要になるかもしれませんね。
※詳細は以下の画像をクリックしてご覧ください。
超急性期脳梗塞、血管内治療を実施する場合、『鳥かごだけ使う』か『鳥かご+掃除機を使う』。いずれを選択しても転帰に大きな差はないようです。棒グラフでは併用が良いようには見えるのですが。臨床現場でのデバイス選択は術者の経験、閃きなど科学では計り知れない領域がありそうですね
※詳細は以下の画像をクリックしてご覧ください。
多系統萎縮症は孤発性の疾患と考えられていますが、3等親以内の家族歴を調査したこちらの研究では、実に40%の患者で神経変性疾患の家族歴(最多は18%を占めるパーキンソン症状の家族歴)を認めます。同疾患にも遺伝歴要因が関与しているのでしょうか?
※詳細は以下の画像をクリックしてご覧ください。
一覧はこちら