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6月の論文紹介まとめ

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医局SNSでは適宜論文紹介を行っております。紹介する論文は、新しい論文で医局員がオモシロイと思ったものです。
6月に紹介された論文を、コメント共に紹介します。
ご興味ある方はぜひご一読ください。

Asymptomatic、silentではなく、covert brain infarct (CBI)という表現には含蓄があります。心房細動が原因の心原性脳塞栓症は、塞栓性を疑うCBIを認めればその後の症候性再発リスクが増加する、腑に落ちますね。CBIという表現に注目です。

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レビー小体型認知症とその前段階のMCIでは脳内アミロイドβ量が増加していることが示されています。この傾向は男性よりも女性で強く、APOE ε4 キャリアで強くなることが示されています。

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卵円孔開存(PFO)が関与する潜因性脳梗塞に対し、脳梗塞再発予防を目的としたPFO閉鎖術。右左短絡量が多いこと、心房中隔瘤の存在は、PFO閉鎖術が内科治療に対して有益である根拠になります。内科治療単独の再発率は3年間で8%超です。短絡量と心房中隔瘤の正確な評価が重要です。”shared patient-clinician decision-making”と纏めてます。大切なキーワードですね。

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Wearing-off症状に対するパーキンソン病治療薬には様々なものがありますが、デバイス補助療法・経口薬・貼付薬を含めて、offの改善時間がまとめられています。明日からの臨床に役立ちそうですね。

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東京慈恵会医科大学 内科学講座 脳神経内科

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