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9月の論文紹介まとめ

  • 研 究

医局SNSでは適宜論文紹介を行っております。紹介する論文は、新しい論文で医局員がオモシロイと思ったものです。
9月に紹介された論文を、コメント共に紹介します。
ご興味ある方はぜひご一読ください。

CQ. AFがある心原性脳塞栓症に対して、「いつから」抗凝固療法を開始したらよいか?
A. 早くとも遅くとも、どちらでもよい
早期に開始したから出血は著しく増加しない。遅く開始したから脳梗塞は著しく増加しない。遅れて投与と比較し早期投与では、30日後のprimary outcome発生率は2.8%低下から0.5%増加のどこかに収まる。統計学的なP値の記載がないNEJMの論文です。統計学的有意差にとらわれず、仮説の検証に取り組むこと、が一番のメッセージです。慈恵脳神経内科も共同研究者として参加しています。

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αシヌクレインは赤血球に豊富に存在しますが、レム睡眠期行動障害患者やPD患者では、赤血球中の単量体αシヌクレイン量・凝集体αシヌクレイン量はともに健常者よりも上昇しており、同疾患におけるbiomarkerとしての有用性が報告されています。

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PFO閉鎖術を実施する前に、「本当にAFがないのか?」どこまで検索すればよいか。AFが隠れていることを示唆するリスク因子に基づき、患者群を層別化する。各クラスごとに対策すれば解決できるかもしれません。

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胎児ドパミン神経前駆細胞の移植治療効果の報告です。重篤な合併症や移植誘発性のジスキネジアの出現を認めることなく、移植細胞数に応じた上肢運動機能を中心とするUPDRS part3スコアの改善が報告されます。

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東京慈恵会医科大学 内科学講座 脳神経内科

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