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10月の論文紹介まとめ

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医局SNSでは適宜論文紹介を行っております。紹介する論文は、新しい論文で医局員がオモシロイと思ったものです。
10月に紹介された論文を、コメント共に紹介します。
ご興味ある方はぜひご一読ください。

脳卒中遠隔診療支援(Telestroke)で、灌流CT(CTP)まで実施し地域病院から脳卒中センターにコンサルトした場合に、治療対象となる脳梗塞の診断精度(感度)は上昇するようです(図A緑部分)。私見ですが、主幹動脈閉塞がない症例、特に皮質下病変のCTPでの検出率はいまひとつ、と実感しています(図Bのようなチャンピオンケースにはなかなか遭遇しません)。さて、我が国ではtelestorkeは主に島嶼・山岳部で利活用されていますが、十分とは言えません。実臨床に即したtelestrokeの手引きの策定が急務です。働き方改革に応えるには、telestrokeを用いた都市部の脳卒中センター間連携が鍵と考えます。

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パーキンソン病におけるDATスキャンでの線条体uptakeは、日光照射量の影響を受け、季節により変化する可能性が示されています。特に、様々なnon-motor症状と密接に関連する尾状核のuptakeは秋・冬と比べ春・夏で高くなることが報告されています。

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遠隔脳卒中診療支援(テレストローク)を運用すれば、適切な病院間搬送が主となり、結果的に不要不急の搬送が減るようです。多くの施設では、導入後に病院間搬送は減少しています。米国では(でも)、一次脳卒中センター(PSC)以外の病院で急性期脳卒中診療を行っている(行わざるを得ない)実態がよくわかります。限りがある医療資源を効率よく利活用するためには、テレストロークは不可欠です。

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孤独は、うつや遺伝学的背景に関係なく、パーキンソン病の発症リスクを高めることが報告されています。人と人のつながりを持つことが、パーキンソン病の発病に保護的に働くことを示しています

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東京慈恵会医科大学 内科学講座 脳神経内科

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